マルガリータ   ¥480       

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ベース : テキーラ
グラス : カクテルグラス
飲み切るべき時間 : ショート
炭酸 : なし
普遍性? : スタンダード
味の傾向 : 柑橘系,酸味系,ベースの味重視
甘さ : ふつう
色の傾向 : 黄,琥珀,薄い色,濁っている
作り方 : シェーク
度数 : 24度(高い)
その他 : 定番・有名,物語がある
時と場合 : どんな時もOK,いつの季節でもOK
何か特別な状況 : としては、特別な事情なんて気にしないで飲めばいいように思われる。
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  コメント  
マルガリータはスペインのポピュラーな女性の人名。イタリアでもポピュラー。その場合マルゲリータ。

カクテルのマルガリータの由来については諸説ある。

もっとも有名なのは次の話。
マルガリータは1949年のUSAナショナル・カクテル・コンテストで3位になった作品。
作者はロサンゼルスのレストラン「テール・オ・コック」のバーテンダー、ジャン・デュレッサー。
彼はそのコンテストに出品するカクテルに、かつての彼の恋人であったマルガリータの名を付けた。
1926年、彼はマルガリータとネバダ州バージニア・シティーの狩猟場に行った。
ところがそこでマルガリータは流れ弾に当たるという事故で不慮の死を遂げてしまったのだ。
悲しみにくれたジャン・デュレッサーは20年以上彼女への思いを引きずり、
1949年に彼女を偲んでマルガリータという名のカクテルを作った。
塩のスノースタイルは、20年越しのつらい悲恋を表現したものである。
辛(から)いという字と辛(つら)いという字は同じですから。
物語るに足りる話だ。このいきさつは、彼自身が1970年頃英国を訪れたとき、
英国バーテンダー協会の機関誌のインタビューに語ったことから、有名になった。

塩のスノースタイルについては次のような異論もある。
マルガリータというカクテルの原型はジャン・デュレッサーがコンテストに出品するより前の
1936年にメキシコのとあるホテルのバーテンダーが作っていた。
彼は塩をなめながらお酒を飲むのが好きなマルガリータという名のガールフレンドのために
塩でスノースタイルにしたカクテルを作った。そして彼女の名をカクテル名にした。
そのカクテルはあまりメジャーにはなってていなかったが、ときどきパーティーなどで
出されることがあり、これがジャン・デュレッサーの目にとまり、
彼の昔の恋人の名を冠したカクテルであったことから、少しアレンジしてコンテストに出品したという話である。

いずれにしてもマルガリータという女の子がからんだカクテル。

その女の子はスペインやイタリアの王女や王妃ではなく、メキシコの女の子だった。

なお、ホワイトキュラソーをブルーキュラソーにしたものもよく作られる。
その場合はブルーマルガリータという名前でマルガリータと区別することもある。
ダイキリのバリエーションと考えて、ホワイトキュラソーを1tspだけ入れる場合もある。
その場合、テキーラを増やす。


  レシピ  
テキーラ30cc
ホワイトキュラソー(ブルーキュラソー)15cc
レモンジュース15cc
以上をシェークして
塩でスノースタイルにしたカクテルグラスに注ぐ。