いるか喫茶バーで常備しているスピリッツ・リキュール。写真をクリックすると詳細へジャンプします。
すみません、未だ3つしか書いていません。ぼちぼち書いていきます。
バカルディ ホワイトラム
ドン・ファクンド・バカルディは1830年に当時スペインの植民地だったキューバのサンチャゴに兄弟と共に移住してきた。
そして、当時地元で飲まれていたラムの蒸留をし始めた。当時の地酒のラムはかなり飲みにくい酒だったがドン・ファクンドはサトウキビの選別を行なう他、発酵過程、蒸留の方法を工夫し、炭でろ過し、古いオーク樽を使うなど様々な改良を行い、スムーズで飲みやすいラムを作り上げた。ドン・ファクンドはこのラムを量産するために、1862年に蒸留所を購入し、バカルディ社が誕生した。この蒸留所の近くに大コウモリが群れで住んでおり、このコウモリが幸運をもたらすと言い伝えられていたので、コウモリのマークバカルディ社の商標となった。
バカルディ ゴールドラム
ホワイトラムが無色透明であるのに対してゴールドラムはウィスキーのような琥珀色である。樽熟成による着色を生かしたもので、風味もホワイトラムより主張がある。いるか喫茶バーでは、キューバリバーにゴールドラムを使う。場合によっては151プルーフのゴールドラムを使う。それは、コカコーラの主張にラムが負けてはならないと考えているからだ。
バカルディ 151プルーフ ラム
151プルーフとは何を意味するか。プルーフというのはアルコール度数の単位で、アメリカとイギリスで使われる。アメリカでは200プルーフを100%としている。(イギリスは175プルーフが100%)それで、151プルーフは75.5%ということになる。何で151なのか?ラムなどのスピリッツは蒸留によりアルコール度数を高め、最終的に水を加えて度数を調整するのだが水を加える前の度数は各蒸留所で151プルーフに統一された。それで、水を加える前のバリバリに蒸留した原液みたいなラムの度数はバカルディーにしろ、ロンリコにしろ、151プルーフ(75.5%)ということで相場が決まっているのだ。これはきつい。主張する。だからいるか喫茶バーではご希望があればキューバリバーに使う。また、横浜のカクテル&ジャズラウンジ「ウィンドジャマー」のオリジナルカクテルで知られるジャックターはロンリコの151プルーフ(いるか喫茶バーではバカルディーの151プルーフ)を使う。