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ベース : ジン
グラス : カクテルグラス
飲み切るべき時間 : ショート
炭酸 : なし
普遍性? : オリジナル
味の傾向 : 柑橘系
甘さ : さっぱり
色の傾向 : 青
作り方 : シェーク
度数 : 24度(高い)
その他 : 物語がある
時と場合 : どんな時もOK いつの季節でもOK
何か特別な状況 : としては、決心がつかずに迷っている状況で飲めばいいように思われる。
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コメント ☆
僕は、彼女が今日最初に語ってくれた「イエスタデイ」についての短い話を思い出した。「イエスタデイ」は彼女に中学の教室の匂いを運んでくる曲だ。僕は、マスターに「イエスタデイ」というカクテルはあるか?と聞いた。マスターは少し首をかしげたが、やがてジンと数種類のリキュールをシェークして薄い水色のショートカクテルを出した。僕はジュークボックスで、少し前にリクエストした「イエスタデイ」をもう一度かけた。
以下 Yesterday John Lennon & Paul McCartney, 1965 より引用
I said something wrong
Now I long for yesterday
Yesterday love was such an easy game to play
Now I need a place to hide away
Oh I believe in yesterday
引用以上
ポールの歌が響く。
僕が彼女を必要としていないから消えたのだと彼女は言った。そして、彼女は僕が呼べばいつでも来ると言った。名刺に書かれた電話番号に電話をかければ彼女と話せるはずだ。僕は今、彼女を必要としていると思う。彼女と話したいと思う。それなら、僕は名刺に書かれた電話番号に電話をかければ済むことだ。しかし、今の僕にその資格というものがあるのか?以前の僕にはその資格があったはずだ。しかし何もできなかった。何もできないことで彼女を傷付けた。今の僕は彼女に何かできるのか?何もできないくせに、わざわざ来させてどうするんだ?また傷付けるだけじゃないのか?あるいは資格などということにこだわっても仕方ないのか?
答のないさまざまな疑問が浮かんでは消えた。こんな時、鼠が居れば答は簡単に出せたはずなのに。
(店主より)
こういう状況で飲むカクテルなんて良くないかも知れませんが、中学の教室の匂いを運んでくるようなカクテルです。「スター・クロスト・ラヴァーズ」をジンベースに変えたようなレシピのショートカクテルです。ただし、スノー・スタイルではありません。お値段は、¥380(キャンペーン特価)です。
イエスタデイ(Ver.いるか喫茶バー カクテルレシピ)
ジン 40cc
ホワイトキュラソー 5cc
ブルーキュラソー 1tsp
シトロンジェネバー 7.5cc
レモンジュース 5cc
以上をシェークして冷えたカクテルグラスに注ぐ
実は、イエスタデイというカクテルはスタンダードで存在します。
ビョルグ リティッヒ氏の創作で、1967年 デンマーク バーテンダー協会カクテルコンペティションの優勝作品です。
イエスタデイ(スタンダード カクテルレシピ)
ジン 40cc
オレンジキュラソー 10cc
ライムジュース 10cc
カンパリ 1dash
レシピ ◇
ジン 40cc
ホワイトキュラソー 5cc
ブルーキュラソー 1tsp
シトロンジェネバー 7.5cc
レモンジュース 5cc
以上をシェークして冷えたカクテルグラスに注ぐ