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ベース : バーボン
グラス : カクテルグラス
飲み切るべき時間 : ショート
炭酸 : なし
普遍性? : スタンダード
味の傾向 : ベースの味重視,他(種・花・ミントなど)
甘さ : ふつう
色の傾向 : 琥珀,茶,透明
作り方 : シェーク
度数 : 28度(高い)
その他 : 定番・有名,物語がある
時と場合 : どんな時もOK,食前酒,いつの季節でもOK
何か特別な状況 : としては、特別な事情なんて気にしないで飲めばいいように思われる。
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コメント ☆
カクテルの女王。(王様はマティーニ。)
ステアで作るのが標準。僕は何もマンハッタンを冒涜するつもりはないが、
シェークで作ることを基本にしている。
ウィスキーにはライウィスキーを用いる。
バーボンの場合はバーボンマンハッタンと呼ぶこともある。
映画「お熱いのがお好き」でマリリンモンローが汽車の中で作ろうとするシーンが有名。
確かに禁酒法時代のことを描いた映画だからシェークしたら目立って良くないだろう。
それはさておき、由来の定説は次のようになっている。
1870年代初期に大統領候補サミュエルJ.チルデンの応援パーティーが
ニューヨークのマンハッタンクラブで行なわれた。
そのパーティーを主催したのはジェニージェロームで、
彼女は後の英首相チャーチルの母だった。
彼女はアメリカのウィスキー、イタリアのベルモットとアンゴスチュラビターを混ぜて
即興でカクテル作り、集まった人々にふるまった。
これが、大変好評でクラブの名を取って、「マンハッタン」と名付けられた。
そういうことだが、
もう少し前から「マンハッタン」によく似たレシピのカクテルがマンハッタン界隈で
飲まれていたことも事実で、一説によると、それはヒューストン通りの近くの
ブロードウェーに面したバーで、ブラックという名のバーテンダーによって、
1860年代に作られたと言われている。
まあ、チャーチルのお母さんという有名な人が作ったわけで、その時から
このカクテルがメジャーになったんだから、彼女が最初に作ったとされても無理ない。
歴史のあるいわばクラシック的なカクテルだからバリエーションも多い。
多くのバーテンダーが、マンハッタンを基本にしてベースや飾りをかえた。
スイート・ベルモットをドライ・ベルモットに、チェリーをオリーブにしたのが
「ドライ・マンハッタン」
チェリーのかわりに中央にパセリの葉を置くと「セントラル・パーク」
ベースのライ・ウイスキー、またはバーボン・ウイスキーをスコッチ・ウイスキーにかえると
「ロブ・ロイ」
ベースをブランデーにかえると「キャロル」や「ヤングマン」
ベースをラムに変えると「リトル・プリンセス」
これらのカクテルは「マンハッタン」から派生したと考えることもできる。
レシピ ◇
バーボン45cc
スイートベルモット15cc
アンゴスチュラビター1dash
以上をシェークして冷えたカクテルグラスに注ぐ。
レモンピールを絞り
マラスキーノチェリーを飾る。