ノルウェイの森   ¥400       

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ベース : リキュール
グラス : カクテルグラス
飲み切るべき時間 : ショート
炭酸 : なし
普遍性? : オリジナル
味の傾向 : フルーティー
甘さ : 甘い
色の傾向 : 緑,黄緑,薄い色,透明,濁っている
作り方 : シェーク
度数 : 15度(ふつう)
その他 : 物語がある,デザート的
時と場合 : どんな時もOK,食後酒,いつの季節でもOK
何か特別な状況 : としては、気軽に飲めばいいように思われる。
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  コメント  
1980年代終わり頃、長編「ノルウェイの森」がベストセラーとなって
村上春樹はすごく有名になった。
ビートルズのノルウェーの森が物語の中に出てきたような気がするが、深い意味は無さそう。
物語では短編の「蛍」から一貫して主人公の僕が大切なものを失い続ける過程を描いているように感じる。
むしろビートルズの曲調は物語にそぐわないような気もする。
こう言っては何だがこの長編以降、村上春樹の文章は妙に格好つけてる匂いがして、
僕は読まなかったわけではないが、あまり入り込めなくなってしまった。
何でノルウェイの森?題名なんてどうでもいいけど、ちょっとしたことでひっかかったり、
時々興ざめになったりするようになった。洗練された瑞々しさを感じる部分が少なくなった。
文学的なことはど素人なのでわからないし、価値の高い作品なのかも知れない。
何より空前のベストセラーなのだから悪いわけがない。
多分、村上春樹は題名なんてどうでもよくて、一般ウケしそうなものを適当につけたのだろう。
そう考えれば、くだらないことにひっかかっても仕方がない。

そんなわけで、このカクテルを作った動機は小説の内容に深く因んだものではなく、
もっと軽いノリで作ったものだ。つまり、こういうことだ。
登場人物の中に緑という女の子が居た。それで、ミドリというリキュールを使うことにした。
それだけのことであって深い考えはない。
むしろ、ビートルズのノルウェーの森のノリで広く浅く軽く誰にでもウケる、
オリジナルとしては唯一リキュールベースカクテル。アルコール度数も低いし、気軽に飲めるショートだ。

  レシピ  
ミドリ(メロンリキュール)25cc
スピリタス 5cc
パインジュース 25cc
レモンジュース 5cc
以上をシェーク