キューバリバー(クーバリブレ)/Cuba Libre   ¥570   ~ ¥620     

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ベース : ラム
グラス : コリンズグラス(10oz)
飲み切るべき時間 : ロング
炭酸 : 入り
普遍性? : スタンダード
味の傾向 : 柑橘系,ベースの味重視
甘さ : ふつう
色の傾向 : 茶,濃い色,透明
作り方 : ビルド
度数 : 10・18(151)度(ふつう)
その他 : 定番・有名,物語がある
時と場合 : どんな時もOK,いつの季節でもOK
何か特別な状況 : としては、万歳!という気分で飲めばいいように思われる。
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  コメント  
キューバの独立戦争の合言葉として使われた「Viva Cuba Libre!(キューバの自由万歳)」
にちなんで作られたカクテル。
英語ではViva Cuba Liber!「キューバリバー」か「キューバリーブル」
キューバの公用語、スペイン語では「クーバ・リブレ」か「クバ・リブレ」に近い発音。
単に「ラム・コーク」と呼ぶこともある。
また、ラム・コークとの差はライムジュースが入っているかいないかであるとする人もいる。
中南米ではライムが入らないものもクーバ・リブレとしてよく飲まれている。

僕としては、ライムが入っていようがいまいが、そんなことはどうでもいい。
ラムがコカコーラに負けていなければキューバリバーなのだ。

カリブ海に浮かぶ島、キューバはコロンブスが発見した。
16世紀から400年近くスペインの植民地だった。
原住民は虐殺や病気でほとんど根絶。大衆のほとんどはアフリカからの奴隷。
1800年代後半から独立気運が高まり、スペイン・アメリカ戦争でアメリカの介入もあって
1902年5月20日にスペイン支配から解放され独立した。
独立を支援したアメリカ軍の少尉が、キューバの地酒的存在であるラムを
自由の国アメリカの象徴的炭酸飲料であるコカコーラで割って
「キューバリバー!」と叫び、このカクテルができた。
人々は開放感の中で、陽気にこのカクテルを飲んだことだろう。

キューバリバーのコメントとしては以上で充分なのかも知れないが、これで終わりたくはない。

キューバではずっと人々が「万歳!」という気分でこのカクテルを飲んできたのだろうか。
多分ありえないと思う。

それは、キューバの歴史年表をさらっと見ただけでもわかる。
キューバの独立はスペインからの解放であったがアメリカ支配の始まりでもあった。
米軍基地が作られ、アメリカ企業が乱入し、内政干渉があった。
1959年にカストロが革命を起こし、社会主義に向かった。
ソ連のミサイル基地ができた。ケネディーはキューバと断絶した。
キューバを舞台に米ソ核戦争の危機があった。
1992年には憲法で社会主義国家と宣言した。
2005年親米的革命傭兵軍のカリレスが関与?してキューバ航空機爆破。カストロ暗殺未遂。
2007年カストロも80歳ぐらい。カリレスは5月にアメリカで釈放。

今日(2007年6月28日)の新聞を見ると、1960年にCIAがマフィアにカストロ暗殺を
依頼していた資料があったと書いてあった。ありそうなことだけど。
カストロによると、自分はこれまで600回以上の暗殺計画を立てられたのでその回数で
ギネスに登録したいと思っているらしい。

アメリカは、自由と正義のために、マフィアを使うこともあるわけですね。全くの茶番です。
マフィアって、ならず者でしょ。普通に。

民衆を統治し、利益を吸い上げるシステムを政府と考えれば、
民主主義であろうと社会主義であろうと、同一人物の右手と左手のようなもんだ。
時々茶番を演じては、ボロを出してタネあかしをする。

とにかくキューバは今も波乱万丈のただ中にある国。

そんなキューバでキューバリバーはどのように飲まれてきたのか。

ラテン音楽のルンバ、マンボ、サルサはこのキューバの大衆の中で生まれ、
ラテン系移民の多いニューヨークで育ち、そこから世界に広がった。

おそらく、キューバリバーは1902年にキューバで生まれ、その後は
移民の多いニューヨークで飲み継がれ、世界に広がったのではないだろうか。

パッチギ2で誰かが誰かにこんなことを言っていた-正確ではないかもしれないが-。
「コカコーラはアメリカが日本を支配するために作ったもんや。そんなもん飲んだら
 骨までぼろぼろにされるで。」

キューバも日本も島国。どこからも支配されずに独立することは大変だ。

アメリカは自由というフラッグを掲げて今も戦争を続けている。
コカコーラはアメリカの象徴的炭酸飲料としてほとんど世界中で飲まれている。
キューバリバーはラムベースのロングカクテルの定番としてほとんど世界中で飲まれている。

日本酒をコーラで割ったカクテルを作ったことがある。
飲めないことはないが日本酒の味は消された。何の主張も無い味になる。
もちろんキューバリバーの方がおいしい。

一般に、カクテルの多くはコンテンツ同士の相乗作用による融和性を重視する。
しかし、僕の中でキューバリバーは特別な存在だ。
ラムの独立性を重視する。普通ホワイトラムを使うが僕はゴールドラムを使う。
リクエストがあれば151を使う。

キューバリバーを飲めば、カリブに浮かぶ美しい島・ビーチリゾート・スペイン風の白い建物
そんな、ラムの似合う風景が浮かんでこなければならない。

コカコーラで割ってもスピリットのラムは、決してその存在を消すことなく独立を主張する。
それが、キューバリバーだ。

  レシピ  
10ozコリンズグラスにカットライムを絞って入れ、
クラックドアイスを入れる。
ゴールドラム45ccを入れ、
コカコーラで満たし、
軽くステアする。
マドラーを添える。